股関節の痛み
こんな症状はありませんか?
- 股関節を動かすと痛い
- 股関節の痛みで歩くのが困難
- 股関節を動かすと違和感を感じる
- 左右で足の長さが違う
- 股関節が引っかかって動かしにくい
- 股関節の内側から膝にかけて痛い
単純性股関節炎
- なりやすい年齢
- ~10歳
単純性股関節炎は、幼児から学童期の子どもに多くみられる病気です。はっきりとした原因はわかっていませんが、突然、股関節の痛みが起こり、歩くのが難しくなるのが特徴です。
単純性股関節炎の治療は、主に安静にしておくことが基本となります。股関節に負担をかけないように、歩行を控えることで、多くの場合は1週間から10日程度で自然に症状が良くなります。
症状
- 股関節の痛み
- 膝の痛み
- 股関節の内側から膝にかけて広範囲が痛む
- 痛みが強く、歩行に影響がでる
リウマチ性股関節症
- なりやすい年齢
- 30~50代
リウマチ性股関節症は、関節リウマチやその類似の病気によって股関節が壊される状態です。関節リウマチは自己免疫疾患の一種で、免疫系の異常により自分の関節の組織を攻撃してしまうことが原因と考えられています。
リウマチ性股関節症が進行すると、変形性股関節症と似た症状を示すようになります。そのため、治療方針も基本的には変形性股関節症と同様です。
症状
- 全身の関節が痛む
- 全身の関節で変形が起こる
骨頭壊死
- なりやすい人・年齢
- 30~50代
太ももの付け根にある骨(大腿骨頭)への血流が途絶えることで、骨の組織が壊死してしまう病気です。骨頭壊死の原因ははっきりとはわかっていません、しかしアルコールの多量摂取やステロイド剤の長期使用が危険因子として知られています。厚生労働省の指定難病に含まれており、完治は難しいとされています。
症状
- 股関節の痛み
- 膝の痛み
- 腰の痛み
変形性股関節症
- なりやすい年齢
- 40~60代
股関節の軟骨がすり減り、関節の変形と痛みを引き起こす病気です。
病気が進行すると、股関節の変形が目立つようになり、より強い痛みや可動域制限、歩行困難などの症状が現れます。加齢による変性変化や過度な負担、生まれつきの形の異常などが関係していると考えられています。
症状
- 股関節をスムーズに動かせない
- 歩行時や立ち上がる時に痛みが生じる
- 長時間歩くと重くだるくなる
- あぐらをかくと痛い
- 股関節を曲げるのがつらい
- 左右で足の長さが違う